寒い冬は食べ物で体を温めることが大切です。
そこで、今回は身近な食材のひとつ「鶏もも肉」を使った
冬に食べたい絶品レシピを3選ご紹介。

活用するのは
酒粕・梅酒・ネギの3種類。鶏もも肉が冬におすすめの理由もぜひチェックしてくださいね。
■鶏もも肉は寒さ対策にぴったりな栄養素がたくさん! 鶏もも肉に多く含まれている
ビタミンB群。体が冷えると、熱を作り出すためにビタミンB群が消費されてしまいます。
また、ビタミンB群が不足すると
血行が悪くなったり、疲れを感じやすくなることも。そのため、鶏もも肉は冬に食べたい食材のひとつと言えるでしょう。
【まろやか】こっくり鶏と大根の酒粕煮こっくり鶏と大根の酒粕煮
【材料】(2人分)鶏もも肉 160g
大根 7~8cm(280g)
ショウガ(せん切り) 1片分
<合わせだし>
だし汁 250~300ml
しょうゆ 小さじ 2
砂糖 小さじ 1
塩 小さじ 1/8
酒粕(クリームタイプ) 大さじ 2
サラダ油 少々
ミツバ 適量
【作り方】1、鶏もも肉はひとくち大に切る。ミツバは長さ2cmに切る。大根は皮をむいて、大きめのひとくち大に切る。

2、フライパンにサラダ油を中火で熱し、鶏もも肉を皮目から焼き、焼き色をつける。大根とショウガを加えてさっと炒め合わせる。

3、(2)に、<合わせだし>の材料を全て加えてひと煮たちさせ、アクを取って中火で5〜6分煮る。

4、(3)の<合わせだし>で溶きのばした酒粕を加え、中火で大根に竹串がスッと通るまで5〜6分煮る。器に盛り、ミツバを添える。
【このレシピのポイント・コツ】酒粕のクリームタイプがない場合は、たっぷりの水につけてふやかしてから使用してください。
酒粕に含まれるタンパク質は血流を良くして体を温める効果があるとされています。少量加えるだけでも、体がホカホカになりますよ。ポイントは、鶏もも肉にある程度火が通ってから酒粕を煮汁に加えること。酒粕特有のまろやかな口当たりと香りを楽しめます。
【1週間保存OK】作り置き鶏肉の梅酒煮作り置き鶏肉の梅酒煮
【材料】(作りやすい量)鶏もも肉 2枚
塩コショウ 適量
梅酒 100ml
水 100ml
しょうゆ 大さじ 3
梅酒の梅 4個
【下準備】1、鶏もも肉は皮をフォークで刺し、塩コショウを振る。
【作り方】1、小鍋またはフライパンに全ての材料を入れて中火にかけ、落とし蓋をする。時々ひっくり返しながら汁気が少なくなるまで煮からめる。
【このレシピのポイント・コツ】<鶏肉の梅酒煮のアレンジ>
サンドイッチの具、サラダのトッピングにしてもおいしい。粗熱を取って冷蔵庫で1週間保存可能。
寒い日はホット梅酒で温まる、という方も多いのではないでしょうか? 鶏もも肉を梅酒で煮ると、砂糖を使わなくても甘みとコクが感じられる一品に。梅酒にはクエン酸が多く含まれていて、食欲増進や安眠などに効果があるとされていますよ。ゆで卵や大根を一緒に煮てもおいしいです。
【風邪対策に!】鶏とネギのユズ風味鶏とネギのユズ風味
【材料】(2人分)鶏もも肉 1/2枚
塩 小さじ 1/2
酒 大さじ 3
白ネギ 1/2本分
キャベツ 1枚
塩 少々
柚子胡椒 小さじ 1/2~1
【作り方】1、鶏もも肉は塩をまぶす。白ネギは縦半分の斜め薄切りにする。キャベツはザク切りにする。

2、フライパンに鶏もも肉、酒を入れて蓋をし、中火にかける。煮たってきたら弱火にして蒸し煮にする。水分が少なくなってきたら分量外の水を足す。

3、白ネギ、キャベツを加えて蓋をし、野菜がしんなりしてきたら蓋を開け、鶏もも肉の粗熱を取る。

4、鶏もも肉を手でさばき、塩、ユズコショウで味を調えて器に盛る。

古くから風邪対策に良い食材と言われるネギを使う炒めものです。ネギの白い部分にはアリシンという成分が含まれていて、血流の改善や殺菌効果があるとされています。ジューシーな鶏もも肉との相性も抜群。仕上げのユズコショウでピリリと全体を引き締めましょう。
■鶏もも肉にプラスワン食材で寒い冬をおいしく元気に! 寒い日が続くと体が冷えて体調を崩しがちですよね。鶏もも肉の煮込み料理に酒粕を加えると、体の芯まで温まりますよ。梅酒で鶏もも肉を煮込むと、酸味と甘みが絶妙な主菜に。アルコール分を飛ばすため、子どもも一緒に食べられます。鶏もも肉とネギの炒めものは、ねぎをたっぷり使うのがおすすめ。火を通すとしんなりするので、たくさん食べられますよ。
これから本格的な寒さを迎える毎日。ぜひ、鶏もも肉のレシピで冬を乗り切ってくださいね。
(ともみ)