※このお話は作者ようみんさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
いつの間にか借金を重ねていたユウタに怒った妻の美穂。しかしユウタは美穂に叱られたことを暴言ととらえ、仕返しを企みます。ユウタは美穂が怒っている声を録音し離婚調停を申し出ました。調停委員たちはユウタの言葉を信じ調停はなかなか進まず、美穂は子どもたちと会えない日々に。やっと会った子どもたちは家族で暮らすことを希望。美穂は子どものために再構築を考えたいのですが、ずっと美穂に敵意を露わにしてきたユウタが応じるとは思えないでいました。しかしある日突然、調停が取り下げられたと聞かされます。
そろそろ姉妹との待ち合わせ場所に向かおうとすると
なぜユウタがここに!?
離婚調停を取り下げた理由は?
週末、娘たちと会うはずの時間の前に家のチャイムが鳴ります。
開けてみるとそこにいたのは夫のユウタさん。子どもたちが場所を覚えていて、待ち合わせ場所からそのまま一緒に来たのだそうです。
そこで美穂さんはユウタさんに直接調停を取り下げた理由を聞きました。
しかし返ってきた答えは
「お互いさま、ってことでこんなこともうやめよう」というもの。
調停までしておいて、まるでちょっとした夫婦喧嘩でも終わらせようとしているかのような言いぐさ!
そして彼は封筒を美穂さんに渡してきました。中身は…?
(ようみん)