※このお話は作者リコロコさんに寄せられた複数のエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
児童相談所の訪問を終えたミユキは、充実した笑みを浮かべる。なぜなら娘・ユメノの病気そのものは真実であり、嘘をついたわけではないから。しかし診断書の日付はミユキによって改ざんされたものだ。ミユキがユメノに手をあげる理由はただユメノが「前の夫に似ているから」。再婚相手と、ユメノのいない家庭を築きたいだけだったのだ。
■また幼稚園に通いたい!


■両親も知らない「預かる期限」
■ミユキを追及しない事情

祖父母の家に預けられたユメノは、まだ幼稚園に通う夢をあきらめていませんでした。よほどあの日々が楽しかったのでしょう。
一方で再婚相手がユメノに手を上げていると聞かされているミユキの両親は、ユメノをいつまで預かるのかをミユキから聞いていませんでした。
ミユキの両親は仕事をしておらず、ミユキが渡す援助で生活している負い目があるため、深く追及できないでいたのです。
(リコロコ)