※このお話は作者ようみんさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
突然借金まみれの夫から離婚調停を起こされ、娘たちと引き離された美穂。娘たちとの生活を取り戻すため子どもの学校の近くにアパートを借りてひとりで暮らしていました。
長引いた離婚調停でしたが、ある日突然夫が取り下げ調停は終了。理由もわからないまま娘たちとの面会の日に。すると娘たちとともに夫のユウタが家に。そして持ち家を売ってしまったのでそのまま美穂のアパートに住むと言い出し、お金を渡してきたのです。
その夜、ユウタは美穂にサインしてほしいとある書類を渡します。
夫が出した条件は
やっぱり夫は信用ならない
この決断は正しかったのか
転がり込んできたわりに先に条件を提示してきたユウタさん。書面には通院を続けたいこと、夫婦カウンセリングを受けたいことなどが書かれていました。
中でも美穂さんが驚いたのは、夫がちゃんと一定のお金を家に入れるという条項。
これまでは美穂さんが家賃分をユウタさんに渡して、その後ユウタさんが何に使っているかはハッキリしなかったので、条件自体はしっかりしたものですね。
しかしさっそく初回のお金を払えないと言うユウタさん。やっぱり信用できない。
でも、子どもたちも望んでいる再構築。経済的にも助かるのは事実です。
美穂さんは再構築を選んだのでした。
この選択は正しかったのでしょうか。ユウタさんは再構築後は夜勤に出るなどして誠意を見せてくれていますが…。
(ようみん)