※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
主人公・さゆは、義実家との関係性に深く悩んでいました。特に義父はお酒が入ると距離感が異常で、あまりの気持ち悪さに耐えられないほど…。夫の家族が家に来た日、妻は実家に帰りましたが、日頃妻がどれだけ大変な思いで義父の相手をしているかを理解した夫。何を言っても手酌は絶対にしないと頑固な義父に、夫は妻が嘘をついて実家に帰ったことを告白してしまいます。激昂した義父から離婚して家を売り、援助した500万を返せと言われてしまった夫は、翌日妻に報告。妻が我慢すればこんなことにはならなかったと自分のことしか考えない夫に、妻は激怒し、仕事もしてないし子どもも小さいからどうせ何を言っても離婚されないと思ってるでしょ!?と問うのでした。
■妻が犠牲になれば…心のどこかで思ってた
■妻の気持ちが分かったはずなのに…
みんなが平和に過ごせればいい!と思いながらも、どこかで「だったら妻が譲歩するしかない」と思っていたことに気づいた夫。
専業主婦でまだまだ小さい娘を育てている妻が、家を出ていくわけがないと信じ込んでいたようです。今まで離婚されるかもしれないなんて、微塵も考えていなかったのでしょう。
しかし、夫は妻がこれまでどれだけ大変な思いをしてきたか、身をもって理解したはず。今度は適当に謝ることはせず、真摯に妻と向き合ってくれそうな気もしますが、夫は変わってくれるのでしょうか…?
(マルコ)