※このお話は作者マルコさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
義実家との関係性に悩みを抱えていた主人公・さゆ。義父と言い合いの末、義実家との付き合いを最小限にできることに。毎週の食事会には幼馴染のかおりが来ることになりましたが、妻はそのことを知らされていません。かおりが夫をデートに誘うために電話してきたことをきっかけに全てを知った妻は、離婚を決意し実家に帰りました。その後妻は託児所つきの働き先が見つかり、仕事と育児の両立に励んでいます。その頃、夫からの連絡を無視し続けているかおりはもう二度と義実家と関わりたくないと怯えていました。数ヶ月前、いつも通り義実家でお酌をしていると、突然義父が粗相…。義姉は片付けをよろしくと言って知らんぷり、逆ギレする義父、聞こえないふりをする義母、そして爆睡する夫を前にして、ようやくこの家の異常さを知ったのでした。
■帰ると伝えると…
■キッパリ断ると…
我慢できなくなったかおりが帰ると伝えると、義実家の面々はきょとん顔。
どうして他人の自分が下の世話をしなければならないのかと主張すると、嫁に来るつもりなら当然だと言わんばかり。
確かにかおりは妻の座を狙ってはいましたが、まさかこんな仕打ちを受けるとは思ってもいませんでした。しかも、今はまだ、ただの幼馴染…。
かおりは、「こんな家に来たいと思う人はいない!」と言い放ちました。
(マルコ)