島らっきょうは、
沖縄県で古くから食べられている伝統野菜のひとつです。沖縄料理店の人気メニューなので、食べたことがある方も多いのではないでしょうか?

今回は、そんな島らっきょうの食べ方や栄養素などについて詳しく解説。
箸休めにぴったりの人気レシピもぜひ参考にしてくださいね。
■沖縄料理で人気の「島らっきょう」の特徴
島らっきょうとは、主に
沖縄県で栽培されているらっきょうのこと。原産は中国やヒマラヤとされていて、日本で栽培されるようになったのは平安時代頃と言われています。特に
伊江島は県内でも有数の生産地です。
本州で栽培されているらっきょうに比べて
小さく細長いのが特徴です。旬は
1月〜6月頃。旬になると地元のスーパーに出回りますが、本州ではあまり見かける機会が少ないため、アンテナショップやオンラインストアなどで購入すると良いでしょう。
選ぶ際は葉っぱがしおれていないもの、実がふっくらとして白いものがおすすめです。
■「島らっきょう」ってどんな味? おすすめの食べ方島らっきょうは、
シャキシャキとした歯応えとピリッとした辛み、さらに強い香りや旨みが特徴です。
普通のらっきょうは、島らっきょうに比べて風味がマイルドで、酢漬けにするのが一般的な食べ方。一方、島らっきょうは独特の辛みや香りを活かし、塩漬けにしてかつお節をかけたり、天ぷらにしたりして食べることが一般的です。生のまま味噌やマヨネーズをつけて食べてもおいしいですよ。
■おいしいけど食べすぎ注意! 「島らっきょう」の栄養価らっきょう独特の辛みや香りは
「硫化アリル」によるもの。硫化アリルは血液の流れを良くしたり、消化を促進したりする働きがある栄養素です。
そのため、健康効果が期待できるとされていますが、食べすぎると
胃腸に負担がかかってしまうおそれがあるため注意が必要。島らっきょうを食べる際は
1日3〜4個を目安にすると良いでしょう。
■島らっきょうでも絶品! 箸休めにぴったりの人気レシピ4選【食感を楽しむ】らっきょうのおかか和え
らっきょうと豆苗のシャキシャキ感を楽しめる和え物です。島らっきょうを使う場合は、塩漬けがおすすめ。酢漬けにするよりも島らっきょう特有の食感が際立ちますよ。ショウガの香りとも相まって、箸休めにもおつまみにも最適です。
らっきょうのおかか和え
【材料】(2人分)らっきょう(酢漬け) 40g
豆苗 1/2袋
塩 少々
ショウガ 20g
かつお節 少々
しょうゆ 小さじ 1
【下準備】1、らっきょうは縦半分に切る。ショウガは皮をむき、すりおろす。
【作り方】1、豆苗は根元を切り、塩少々を入れた熱湯でサッとゆで、粗熱が取れたら、ざく切りにする。

2、らっきょうと豆苗にショウガ、かつお節、しょうゆを加えて和える。

らっきょうとキュウリの甘酢炒め

漬物にすることが多いらっきょうを炒めものにするユニークなレシピ。キュウリもらっきょうも生で食べられるため、炒め時間は短くてOKです。
島らっきょうを使う場合は、葉っぱも一緒に炒めましょう。ネギのような風味とニンニクに似た辛みが絶品です。甘酢の味付けにもよく合いますよ。
生らっきょうとミョウガのきんぴら

香り高いらっきょうとミョウガで作ったきんぴらは、箸休めや日本酒のおともにもってこい。
島らっきょうは葉と白い部分に分けて切ったら、薄皮を剥いて使いましょう。サッと炒めて甘辛く味付けすると、箸が止まらない副菜の出来上がりです。
ささ身とらっきょうのマヨ和え

しっとりやわらかなささ身とシャキッとしたらっきょうが好相性。
生の島らっきょうは普通のらっきょうよりも風味がしっかりしているので、パンチの効いた味付けに。ささ身はレンジ加熱するため、鍋要らずなのもポイントです。
■島らっきょうレシピで沖縄の味を! 島らっきょうは、普通のらっきょうに比べて
辛みや香りが強いのが特徴です。また、健康効果が期待できることもあり、
沖縄の食卓には欠かせない食材のひとつと言われています。
生のまま和え物にすると、その風味をダイレクトに味わうことができますよ。香りの強いミョウガときんぴらにしたり、サッと炒めたりと調理法はいろいろ。まだ食べたことがない方は、ぜひ島らっきょうのレシピで沖縄の味を堪能してくださいね。
(ともみ)