※このお話は作者さやけんさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
次女・めいは毎日オンラインゲームに没頭し、そこで知り合ったカイルと仲良くなります。次女がゲームにのめり込む姿を見ても、「よくわからないから」という理由で放置してしまっていた母。危険なゲームではないというので、一応長女に「何かおかしな様子があったら教えてね」と伝え、仕事に出かけます。妹の様子を見にいった長女は、お母さんに心配かけないように忠告しますが、次女の意識はすっかりゲームの中。カイルに聞かれるがまま高校生の姉がいることを打ち明けると、「君に似て絶対かわいいんだろうね」と言われて思わず胸がときめいてしまうのでした。
■カイルが高校生だと知る

■ちょっとだけ背伸びしたい気持ちになって…

■気づけばゲームよりもチャットのほうが楽しくなって…

チャットを続けていくと、カイルが高校生だということが明らかになり、幼く見られたくなかったのか、「私は高1だよ」と少しだけ背伸びしてみた次女。
カイルとの会話が楽しくて、カイルのことをもっと知りたくて、そのうちゲームよりもチャットの時間のほうが増えていきました。
素性も知らない相手に、正確な情報をすべて伝えてしまうのは、少し怖い気がします。個人情報はなるべく漏らさないように気をつけながら、ゲームを楽しめたらそれが一番良いと思うのですが…。
少しずつカイルに恋心を抱いてしまった今の次女には、難しいのかもしれません。
(さやけん)