※このお話は作者さやけんさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
オンラインゲームでカイルと名乗る男性と仲良くなった中学生の次女・めいは、ゲーム上だけではおさまらず、SNSのアカウントを交換し、ビデオ通話をするまでの仲になります。しかし次女が何気なくアップした投稿に目をつけたカイルは次女が当て逃げした事実を追及し、学校にバレたらどうなると思う？と脅し始めます。普段投稿しているSNSは個人情報がだだ漏れ状態で、高校生だと偽っていた次女が中学生だということも、住所も本名もすべてカイルにバレているよう。さらにバラさない代わりに何でも言うことを聞けと脅されます。妹の様子がおかしいと感じた長女は、仕事中の母に報告。次女はカイルから写真を送れと指示され、早くしないとネット中に自分のことを晒されてしまう…と恐怖に襲われながらも震えが止まりません。そんな次女のもとに駆けつけたのは…。
■ようやく母に相談できた…！
■本当に住所も学校も特定されているのか？
■自分がどれだけ気をつけていたとしても…
長女からの連絡を受け、急いで帰宅し次女のもとに駆けつけた母。
精神的にかなり追い詰められていた次女は、ようやく母に相談することができました。長女・長男も一緒に今後の対策について話し合うことに。
長男に次女のSNSを確認してもらうと、やはり個人情報が漏れている可能性が高いとのこと。自分がどれだけ気をつけていても、SNSで繋がっている人全員のネットリテラシーが高いわけではない…。自分では思いもしないところから情報が漏れていることは実際に多くあるのです。
今回、次女は手遅れになる前に家族に相談することができましたが、事が大きくなってしまってから発覚するケースも当然あります。親に怒られるかも…となかなか相談しにくい子どももきっと少なくないと思いますが、普段から家族間で相談しやすい環境を作ってあげることも大切かもしれませんね。
(さやけん)
