※このお話は作者さやけんさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
オンラインゲームにハマった中学生の次女・めいは、ネットで知り合ったカイルという男性と親しくなり、SNSアカウントを交換します。しかし、軽い気持ちで投稿した「当て逃げしてしまった」という内容を取り上げ、「言うことを聞かないとネットに拡散する」と脅迫してきたカイル。恐怖を感じた次女は家族に相談し、まずは当て逃げの相手に謝罪して和解します。カイルに個人情報をどこまで把握しているのか確認すると、中学の部活の集合写真が送られてきて、ハッタリではないと判明。さらに、過去のメッセージはすべて削除され、警察に相談しようにも証拠が残っていませんでした。長女が次女になりすまし、ビデオ通話で「もう弱みはない」と伝えるも、カイルは「罪が消えたわけじゃない」と脅しを続けます。そこで家族は反撃に。唯一撮ったカイルのスクショを見せ、「DMやビデオ通話の記録はすべて保存してある」と告げ、揺さぶりをかけたのでした。
■嘘だろうと思いながらも動揺するカイル
■兄が考えた作戦内容は…
■思い込ませるには？
次女が撮っていたたった1枚のスクショを使って、カイルにこれまでのやりとりをすべて残してあると思い込ませるという作戦を考えた長男。
一か八かではあるものの、動画風に加工したスクショと一緒に今回のビデオ通話を録画して直接見せることで、信ぴょう性はぐっと高まります。
悪いことを考える人間ほど疑り深い。それを逆手にとって「まだ他にも証拠があるに違いない」と思わせる状況を作り上げ、揺さぶりをかけたのです。
明らかに動揺している様子のカイル…。はたしてこの作戦、うまくいくのでしょうか!?
(さやけん)
