私は沙織。最近、保護者同士の会話で感じるのは、SNSを巡るちょっとした気まずい話です。
真理子さんみたいにたくさん「いいね」がつく人がいる一方で、私みたいに誰にも見てもらえず自信をなくす人もきっといるはず。逆に「写真を勝手にあげないでほしい」と感じる人だっているはず。みんな表面では笑っているけど、内心ではモヤモヤを抱えていることがほとんどなのかもしれません。
そして、実際に保護者のこんな声を聞いてしまったのです…。

話題の中心になっている真理子さんのSNSについて。
最初は羨ましく思っていたけど、実は他のママ友たちも困っていることを知りました。「子どもの写真を勝手にアップされてしまった」「一度投稿された画像は消えないから怖い」――そんな声が出てくるのを聞いて、真理子さんに対してネガティブな感情を抱いているのは私だけじゃないんだと気づいたのです。
私自身も、SNS自慢をしてくる真理子さんに内心もやもやを抱えつつ、何とかしなければと感じていました。
でも誰がどう動くか、皆が迷っていて、気まずい空気だけが広がってしまっています。このまま放っておいては、みんなが私のように悲しい思いをしまうかもしれない…そんなふうに感じはじめました。

私はこのまま傍観しているだけではいけないと思い立ったのです。
みんな言い出しにくい気持ちを抱えているのなら、せめて私が最初に声を上げて、実際に気になっていることや困っていることを真理子さんに伝えなければと決意しました。誰かが行動しなければ、きっと問題はずっと解決しません。
自分のためにも、ほかのママ友や子どもたちのためにも、一歩踏み出す勇気が必要だと強く感じています。「私がどうにかしなきゃ…!」そんな思いでいっぱいになりました。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)