寝ている夫にそっと近づく妻スマホに届いた、見知らぬ女性「さき」からの通知。問いただすこともできないまま、沙織の心には、確かな“裏切り”の影が落ちていました。そして今夜、彼女はついに動き出したのです。
夜、夫はまた、リビングで寝落ちしていました。スマホは胸の上に置かれています。画面は消えていましたが、その中に“何か”があることを私は知っていました。
そっと近づきます。

そして、スマホに夫の指をそっと重ねました。
??カチッ。
振動とともに、画面が開きます。手が震えているのが、自分でも分かりました。息も、うまくできません。それでも、目をスマホから離すことはできませんでした。
明らかになる夫の本性最初に開いたのは、通知にあった“さき”とのメッセージです。
「また会えるの楽しみにしてるね」
写真付きのメッセージ、カラフルなスタンプ、ハートの絵文字。浮ついたやりとり。それだけでも胸が痛くなります。けれど私は、もっと深いところまで見てしまいました。
夫が使っていたメモ帳アプリ。そこには、女性の名前と評価のような文章が並んでいました。

日付、やりとりの回数、好感度。まるでゲームの“排出率メモ”のように管理されています。
??この人、女の子までガチャみたいに管理していたんだ。
まるで課金の履歴と同じように、誰をどう扱ったか、どう手に入れたかを淡々と記録していました。
夫は、人を、感情を??すべてを、ガチャの延長線でしか見ていなかったのです。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)