私は沙織ー。最初は自分の中の正義感をつらぬくような軽い気持ちでした。自分が投稿したSNSに反応がつくと、自分が言っていることは正しいに違いないと思えたし、なんだか認められたような感覚に陥っていました。
いつの間にか「いいね」の数ばかり気にするようになり、自分の言葉がどんどん過激になっていくのを自覚しながらもやめられませんでした。しかし…。

まるで私を特定するかのようなそのコメントを見た瞬間、私は恐怖を覚えました。
他人の噂話や悪口がネットで広まっていくのを、まるでゲームのように楽しんでしまっていましたが、まさにブーメランのようにその悪口が私のもとに飛んできたのです…。
画面の向こうにいる相手が本当は誰なのか、どんな気持ちなのか、だんだんとおそらく真理子さんも感じていたであろう感情が芽生えていくような気がしました。
でもどこかでネットでの書き込みなんて、きっと誰かのいたずらに過ぎないだろうと思っていました。でも…。

まさか自分のことが周囲にバレているなんて、想像もしていませんでした。何気なくスマホを開いた瞬間、見慣れたユーザー名や意味深なコメントが並んでいて、胸がドキドキして手が震えました。まるで、自分の素顔を見抜かれたような怖さを感じました。
私のことを本当に知っている人が、ネットの向こう側にいるのでしょうか。疑いと不安でいっぱいになり、普段の生活さえも落ち着かなくなってしまいました。
もしかしたら、身近な誰かが私を見ているのかもしれません。これまで軽い気持ちでやっていたことが、すべて自分に跳ね返ってくるかもしれない…。私は混乱していました。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)