覚悟を決めた妻が頼った先は…夫を問い詰めても、返ってくるのは言い逃ればかりでした。 沙織は鏡の前で、自分の中に静かに芽生えた復讐心に火をつけました。 そして次に取った行動は…。
週明け、私は無料の法律相談窓口に連絡をしました。紹介されたのは、静かで物腰の柔らかい女性弁護士でした。
「スマホを見て、裏切りを確信しました。複数人とやり取りしていて、明らかに…」
話しながら、手のひらにじんわりと汗がにじんでいくのを感じました。

けれど、不思議と心は少しずつ軽くなっていきました。
「証拠は冷静に、日付・文言・やり取りの流れを記録しておいてください」
そうアドバイスを受けたとき、私はまるで“戦い方”を教わったような気がしました。
これは復讐のためじゃないその夜、夫は寝室でゲームをしていました。 私はリビングの隅で、小さな灯りだけを頼りに、スマホのスクリーンショットを取りながら、メモに記録していきました。

【2024/3/12】「また会えるの楽しみ 」→さき
【2024/3/9】写真付きメッセージ→リサ
【Google Mapの履歴】:新宿○○ホテル
淡々と記録する手元は冷たく、けれど心は驚くほど静かでした。
証拠を集める。冷静に、確実に。これは“復讐”のためではありません。“私の人生を取り戻す”ための一歩なのです。
そして私は、次に「この家を出る準備」を始めました。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)