※このお話は作者はちみつこさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
保育士のまりなはかつて働いていた保育園に復職するが、同時に夫の単身赴任が決まりワンオペ生活に。さらに娘ふたりの通う保育園が保護者の役割が重く悲鳴をあげる日々だ。そんな中、手作り防災頭巾ふたり分と布団カバーのお直しを週末にやらなければならなくなったまりなは無理だと判断して既製品の購入を決意。園に持って行くと先生から手作りを指摘され、同じ保育士ならもっと協力してほしいと言われてしまうのだった。
■やらないとまた言われてしまう
■時間がない…!
■イライラが爆発!

保育園の先生に、保育士なら「もう少し協力してほしい」という言い方をされてしまったため、今夜は絶対布団カバーの紐をつけなければとまりなは焦ってしまいます。
しかしまだ洗い物が終わっておらず、しかも明日はお弁当の日だと気づき…。お弁当のおかずが冷蔵庫にあったか考えながら、必死に縫い物をするのですが、娘に遊んでほしいと何度も言われ、ついには指に針を刺してしまって…。
思わず娘に声をあげてしまうまりな。「保育士だから」「母親だから」という言葉に追い詰められて…。
誰か、まりなを助けてあげて!
(はちみつこ)