※このお話は作者はちみつこさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
娘ふたりが通う保育園が保護者のやることが多く、夫の単身赴任でワンオペの保育士まりなは毎日へとへとだ。そんな中、先生から保育士ならもっと協力してほしいとプレッシャーをかけられる。そこで布団カバーの紐付けを今夜中になんとかやろうと焦るまりなは深夜作業のせいで寝坊。しかもお弁当の日で無理かと思われたが、なんとか仕事に間に合う。しかしホッとしたのもつかの間、ある保護者が娘が吐いてしまったと言い…。
■すぐに対処しないと!
■汚れた服は…
■受け取ってくれないの!?

登園したばかりの園児が玄関で嘔吐してしまったと保護者から報告を受け、まりなはすぐにほかの職員にも声をかけて対応にあたります。
ほかの園児への感染対策も考えて、素早い片付けや消毒、室内の喚起をする中、園にも緊張が走ります。
玄関を片付けた後、吐いてしまった園児にやさしく声をかけ、着替えをさせるまりな。そしてやっと、保護者に汚れてしまった服を返却するのですが…。
「園で洗ってくれないんですか?」と言う保護者。できない旨を伝えると、ムッとした様子で「そちらで処分しといてもらえます?」と続けます。
これから病院へ行くのに持って行くのはイヤですよね…。でも、嘔吐した物の片付けや着替えもしてくれた先生に対して、そのムッとした態度はいかがなものなのでしょうか…?
(はちみつこ)