※このお話は作者まるき八郎さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
夫は、上司の「妻に舐められるな」という言葉に影響を受け、妻に威圧的な態度をとるようになります。幼い頃、父が母を見下していたことに違和感を抱き、「夫婦は対等であるべき」と考えてきた夫でしたが、いざ妻から指摘されると、自分が見下されていると感じてしまいます。ある日、妻から妊娠を告げられた夫は、「これからも家事も生活費も折半、産休前に貯金しておけよ」と言い放ち、妻を愕然とさせます。さらに「親になるのは子どもが生まれてから」と言い訳し、「家事をしたら褒めてほしい」と不満を漏らしますが、実際にはほとんど家事をしていません。「欠点も含めて愛してほしい」と訴える一方で、妻の話を最後まで聞かず、勝手に義母との予定まで入れてしまうのでした。
■妊娠を喜ぶ母
■夫が家事をきちんとやっているのか聞かれて…
■母の前では調子のいい夫
夫はさっそく母に妊娠を報告します。母はとても喜び、「サポートするからね！」と心強い言葉をかけてくれました。
しっかり支えなさいよ！ と釘を刺された夫は、当然のような顔をしていましたが、母が家での様子を妻に尋ねると、妻は言葉に詰まってしまいます。夫が「余計なことは言うな」と目で合図してきたからです。
妻に夫は家事をやってくれていると言わせ、さらに夫は「妻も子どもも守る！」と調子のいいことを言いますが、母は何かに気づいているようですね…！
(まるき八郎)
