■これまでのあらすじ
後期試験を直前に控え、授業をサボってばかりの女生徒が毎度授業にちゃんと出ている高戸にノートを貸してほしいとねだってくる。以前高戸は彼女にノートを貸したことで嫌な思いをしていて、今回は理由をつけて断ろうとするのだが、彼女はなかなかあきらめない。すると社会人聴講生だという女性が「じゃあ私のを貸してあげる」と声をかけてくる。喜ぶ女生徒だったが社会人聴講生が去ると、高戸に対し「けち!」と言い放ち…!?
■心根が貧しい!?
■再び救世主!?
■これからは…

「ぐずぐず言い訳して、心根が貧しい」って…! そっちこそ、試験前だけ現れてノート貸してほしい相手に、そんな言い方ってある!? 失礼すぎますよ…!
するとその様子を見ていた男子生徒が「何回も借りてる分際でケチってなんだよ」と言ってくれて…。その様子を見ていた周囲の学生から非難の声も聞こえてきて、女生徒はその場を逃げるように去っていきました。
たしかにあの女生徒には自分をそんなふうに言う資格はないけれど、今の自分を振り返るとそうだなと思う部分もあり…。
「嫌なことは嫌って秒で言おう」と、高戸は心に決めるのでした。
(あさのゆきこ)