前の話を読む。妻は義母に手を差し伸べ、床から立ち上がらせた。義母はそれを「従う意思」だと受け取り、当然のように「トイレに連れていけ」と命じ…。
■「あとはどうぞご自分で」
■義母、茫然

妻が義母に手を差し伸べたのは、「最後の手助け」だったのでしょう。
それを理解しない義母は、助けてもらえたと思った直後に突き放され、呆然と立ち尽くします。
部屋へ戻る妻の背中を見送りながら、思わず叫びました。
「薄情者!」
その声だけが、部屋中に響き渡ります…。
※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
(神谷もち)