※このお話は作者まるき八郎さんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。登場人物や団体や建物の名称はすべてフィクションです。
■これまでのあらすじ
妊娠中に夫から理不尽な言動を受け続けていた妻は、ついに我慢の限界を迎え、夫の前から姿を消します。代わりに夫の母と妹が同居を開始。すると、妻にしていたことと同じような態度を母妹に取られ、夫は追い詰められていきます。そんな中、夫婦円満を語っていた部長が離婚危機にあると知り、夫は初めて妻の本心に思いを馳せます。「好きだから許される」と甘えていた…と過去を悔い始めるのでした。そんなある日、母と妹から誕生日のプレゼントが。しかしそれは、夫が妻にプレゼントした掃除機と同等の、ボロボロのビデオデッキでした。
■掃除機を贈ったあの日の記憶が蘇る…

■夫の様子が…?
■あの日のことをようやく後悔した夫

母と妹からボロボロのビデオデッキを渡されたことで、夫はかつて自分が妻にしたある行動を思い出します。ゴミ同然の掃除機を持ち帰り、力任せに投げ置いたあの日のことを…。
これで妻が自分を見下すような態度はとらなくなるだろう…と、どこか勝ち誇ったように思っていた当時の自分。
けれど今振り返れば、それはただの支配欲と自己中心的な発想でしかなく、最低な行為だったと今さら後悔するのでした。
(まるき八郎)