■「ここ開けて〜」内鍵をしたドアから聞こえる義母の声

広子の住んでいる家は、青い屋根の大きなお家。
ここは元々は義母の家でした。
和也と広子が結婚することになって、玄関も2つポストも2つある二世帯住宅にリフォームしたのです。
しかし、その大きな家は憧れのドールハウスと似ても似つかわしくないものがあったのです。





それは、義母の住宅とこちらの住宅の間にあるドア。そのドアに2つの鍵がついています。
義母はつねに広子の様子を伺っているようで、ドアの近くにいると察知すると、何かしらの用を頼んだり、「ここを開けて」と言ってくるのでした。
それが広子にとっては苦痛で仕方なかったのです。



何度も買い物などの要件があるなら、スマホで連絡してほしいと言っても、いつもドア越しに話しかけてくる義母。



どうして何も言わないの…。お義母さん。
■「義母が気持ち悪い」つい言ってしまった言葉に夫がキレた!






いつも見張られているような気がして、えもいわれぬ恐怖を感じていることを和也に伝えた広子。
しかし、夫にはわかってもらえませんでした。
まさかお義母さんは、ドアのすぐそこで一日中過ごしてるわけではないよね? 夜中もずっとそこで寝ているわけではないよね?


そうです。この内鍵にはルールがあったのです。
それは、「鍵を開けるのは和也だけ」というもの。これは2つ目の鍵をつけたいと広子が言ったときの条件でした。





「鍵がついているから入ってこないとわかっていても、気持ち悪いじゃない?」
つい出てしまった広子の言葉でしたが、さすがに和也を怒らせてしまいました。
「いい加減にしろ!」「被害妄想はやめろ!」そう大声で怒鳴られてしまったのです。
■「この家を出れば?」そう言って今夜も義母の部屋へ行く夫


少し冷静になった夫は、「広子だけが家を出れば?」と提案してきました。
思わず「なんで!?」と反論した広子ですが、よくよく考えれば、和也はこの家が気に入っています。
そして、ピアノを習っている娘のナホもグランドピアノがある義母の家が好きなことは、紛れもない事実でした。





話もそこそこに義母の部屋に行こうとする和也。
広子は戸惑いながらも、和也のこの行動に違和感を感じていたのです。
■トラブルのない義両親との同居はない!義母であれ義父であれ、今まで違った生活をしていた人と同じ家に住むということはかなり難しいことです。ましてや夫が自分の味方になってくれない場合は、トラブルを回避するのは難しいでしょう。
まずは、義母と仲良くすることよりも夫との関係やコミュニケーションを円滑にすることを優先することをおすすめします。
夫には「自分が悪いところがあったとしても、義母より私の味方になってほしい」「まだわからないことがあるから、教えてほしい」などお願いベースで話をすると聞いてくれる可能性が高まります。
今回のように、義母に監視されているのではないかと気になる場合には、思い切ってパートなどに出かけて、日中は外出することを考えるのもいいかもしれません。まずは、どれくらい離れたら気にならなくなるのかを試してみるのもおすすめです。
皆さん、薄々お気づきかもしれませんが、和也には広子に隠していることがあります。最後まで見逃せない展開になっていますので、ぜひ、最初から読んでみてくださいね。
" target="_blank">>【1話から読む】「青い屋根の大きなお家」
(サトウヨシコ)