※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
夫が同僚の芹との密会を隠していたことから、妻は離婚届を突きつけます。夫は「もう会わない」と約束し、妻も再構築を選びますが、夫のスマホのメッセージは自分の端末に転送し続け、動向を探っていました。芹からの連絡が途絶え、信頼が戻りかけた矢先、夫のスマホにお互いが好き同士だととれる芹の衝撃的なメッセージが届き、妻は激怒。ずっとメッセージを監視していた事実を明かし、「微妙な関係を楽しむ時点で裏切りだ」と非難します。「断れなかった」という夫の言い訳にも、「それは芹に好意がある証拠だ！」と妻の怒りは収まらず――。
■ホテルも2人で泊まったんでしょ？
■夫を徹底的に追い詰める…！
■これで本当に終わり…
夫は「芹のメンタルがかなり不安定だったから、送迎以外の頼みも断れなかった」と弁明します。しかし妻は、「じゃあ私の心はどうでもよかったの？」と怒りをあらわにします。
これでホテルの部屋の違和感にも納得がいったし、ネクタイも芹に選んでもらったものがお気に入りなら、もういっそ芹と一緒にいればいい…。
そう言い放ち、妻は最後に「朝までに離婚届にサインしておいて」と告げ、夫に背を向けるのでした。
芹を庇いながらも、妻とは離婚したくないという優柔不断な夫…。彼はいったい誰を一番大切に思っているのか、もはやわかりませんね…。
(スズ)
