■これまでのあらすじ
幼なじみのありさと関わったせいでののかはトラウマを抱えてしまった。幼稚園では彼女が原因で登園渋りになり、小学校では何かとトラブルに巻き込まれ、バイト先で偶然再会した高校生では再び仲良くなった後に利用されたのだ。大学に入学し、ありさのいない生活で青春を満喫し始めるが、友だちにやさしくされるとまた搾取されるのではないかと怖くなり…。友だちに心を許すことができず、ののかは孤独を感じるのだった。
■うれしいけど…

■私はなんてことを…!
■やさしい友だちなのに…
ののかの誕生日。友だちふたりが、ののかの推しキャラクターのグッズをプレゼントしてくれました。どうやらなかなか見つからず、ふたりは買うのに苦労したようです。
きっとふたりは純粋に、ののかを喜ばせてあげたかったのでしょう。
しかし、ののかは…?
プレゼントをもらって嬉しい。だけど、「別にこんなことしてくれなくていいのに」と思ってしまうのです。それどころか、「いくらしたんだろう?」「これって、私たちの誕生日の時は期待してるよってこと?」とまで考えをめぐらせて…!?
私は自分を思ってくれる友だちに対して、なんてことを思ってしまったんだろう…?
ふたりがそんな自分を気遣ってくれることにも心が痛くて…。
(あさのゆきこ)