前の話を読む。電車の席ひとつに一喜一憂してイラ立っていたゆりこ。席を譲られはしたものの、思い通りにならないことが続く状況に耐えかね、休職を選んだ。
■ゆりこ復活!

■職場のみんなも嬉しいでしょ?
■様子がおかしい…
■同僚に苛立つゆりこ!
数週間の休職を経て、ゆりこはようやく仕事に復帰しました。
意気揚々と出社したものの、同僚の態度はどこか冷たくよそよそしいもの。休職中、彼女の分の業務を引き受けていたこともあって、無理もないかもしれません。
さらに、ゆりこが以前、体調不良などでたびたび休んでいたけいこに対して、
冷たい態度を取っていたことを、同僚はよく知っています。
「お前も結局同じなんだ」そんな無言の視線を感じるようで、胸がざわつきます。
かつての自分の言動が、今まさにブーメランのように返ってきているのです。ゆりこ! そろそろ気づきなさい!
※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
(神谷もち)