■これまでのあらすじ
幼なじみのトラウマから、他人によって損をしたり搾取されることに敏感に反応してしまうようになったののかは、街を徘徊（はいかい）し他人の理不尽なトラブルに首を突っ込むようになる。しかし辻森という男性と出会い交際を始めると心の傷が癒やされ、そんな行動をしなくて済むようになり、少しぐらいの損をしても笑えるようになるのだった。さらにののかは「人を許せる」人間になるのだろうと思うが、そうはいかないようで…!?
■楽しそうな社会人生活
■ちやほやされて…
■お嬢様かぁ…
一方、ののかに心の傷を負わせた幼なじみのありさも、社会人となっていました。
今日は大学のゼミ仲間で作ったグルメサークルの飲み会のようで…。どんどんお酒をのもうとするメンバーたちとは違って、ゆっくりお酒を楽しむありさ。
そんな姿に男子たちはデレデレしながら、ありさは上品で「絶対だらしなく?まれない」とちやほや。女友だちも「お嬢様っぽい！」と言います。
「そんな〜」と笑顔を返すありさでしたが、胸の内はそんな自分の印象を良く感じているわけではなく…。
お嬢様と言われればそうかもしれない。でも、自分は実家も地元も大嫌い…。
ありさにはありさのつらい思いがありそうで…!?
(あさのゆきこ)
