※このお話は作者スズさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
同僚の芹との関係を疑われた草太は離婚の危機に直面しますが、芹の夫・蓮斗により、本当に関係を持っていたのは藤枝であることが明かされます。芹は藤枝の妻に知られないよう慎重に行動していましたが、噂はあっという間に社内に広まり、さらに藤枝の妻が内容証明を受け取るという最悪の事態に。結婚前からの裏切りに激怒した藤枝の妻は「結婚詐欺同然」と言い放ち、藤枝と芹の双方に慰謝料を請求し、子どもを連れて家を出ていきます。2人は高額な慰謝料を背負うこととなり、芹は「何も得るものなんてなかったのに」と後悔をこぼしますが、藤枝は「いや…」と小さく呟くのでした。
■得たものはある…!

■愛があれば慰謝料なんて怖くない!?

■借金まみれの彼と一緒になるなんて絶対無理!

「得たものなんて何もない」――苦々しい表情を浮かべる芹に、藤枝は「これで本当に好きな人と一緒になれる」「慰謝料なんて、俺たちが結ばれるための必要経費だよ」と言葉を重ねます。
しかし、藤枝のことを最初から恋愛対象として見ていなかった芹は戸惑い、「また今度ゆっくり話そう」とその場をやり過ごします。
もちろん、借金を抱えた藤枝と一緒になる気など、微塵もなかったのです。
(スズ)