■娘を迎えに行くと、涙の跡が残っていて…保育園のお迎え。
私はいつもより少し早く園に向かった。
仕事で疲れた顔を見せまいと、できるだけ笑顔を作って。
けれど、玄関にいた優菜は私を見ても駆け寄ってこなかった。

声をかけると、ようやくこちらを見た娘の目には、薄く涙の跡が残っていた。
「どうしたの?」
そう尋ねると、優菜はぽつりと、呟いた。
「ママは……ずるくて、わるいの?」
心臓を、ぐっと鷲掴みにされたような気がした。
「……誰がそんなこと、言ったの?」
答えない。けれど、わかってしまう。
今朝のあの園庭で聞いた、子どもたちの会話。
けれど、優菜の口から出たその言葉は、間違いなく大人の誰かのものだった。
■働くことが罪なわけがない「ママは……おしごとばっかりで……ちゃんとしてないんだって……」
小さな肩が震えていた。
優菜にそんなふうに思わせてしまったことが、申し訳なくてたまらなかった。

悪くなんか、ない。
働くことが、母親としての罪であるはずがない。
わかっているはずなのに――
今、この子にそう思わせてしまったのは、他の誰でもない、私自身なんだ。
心の奥に、ずしんと重い罪悪感がのしかかる。
私は、何を守ってきたんだろう。
優菜のためにと選んだ道が、こんな言葉を娘に言わせてしまうなんて。
それでも私は、涙を見せないように、優菜を強く、強く抱きしめた。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)