■引っ越して3ヶ月、新しい人間関係になじめず…私の名前は田島紗季。
引っ越してきて、もうすぐ3ヶ月。

幼稚園の門の前でママたちが作る輪にも、私は自然と近づけずにいる。
「こんにちはー」
挨拶をしても、返ってくるのは笑顔じゃなく、うっすらした会釈ばかり。
周囲が冷たいわけじゃない。ただ、もう出来上がっている人間関係に、入り込む隙がないだけ。
それはわかってる。でも、やっぱり、ちょっと寂しい。
そんなある日、偶然の出来事が、私を変えた。
■娘同士が偶然おそろいのワンピースを着て…「わあ、お揃いだね! まるで双子ちゃんみたい!」
娘の美羽にピンクのワンピースを着せて登園した日。
たまたま同じ服を着ていた子がいて、そのママが声をかけてくれた。
にこやかで柔らかい口調に、私は心が温かくなるのを感じた。
その日を境に、私の中で何かが変わり始めた。
「また、お揃いにしちゃった」
同じ服、同じ髪型、同じバッグ。
これがきっかけになれば、私もあの輪の中に入れるかもしれない。

次第に、“偶然”は“意図的”になり、真似は私なりのコミュニケーション手段になっていった。
でも、私はまだ気づいていなかった。
自分だけが、その“お揃い”に意味を込めていることに。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)