ホーム エンタメ > ママ友の輪に入るため「おそろい」を連発。次第に距離を置かれ…<まねっこママの距離感 2>【ママ友トラブル図鑑 Vol.46】

ママ友の輪に入るため「おそろい」を連発。次第に距離を置かれ…<まねっこママの距離感 2>【ママ友トラブル図鑑 Vol.46】

■おそろいが増えても“たまたま”を装う

「美羽ちゃんのそれ、ミチヨちゃんとおそろいじゃない?」
「えっ、あ……本当だ。売り場でたまたま可愛いなって思って…」

園庭で遊ぶ子どもたちを見ながら、私は何気なく答える。

でもミチヨちゃんママの表情が、一瞬だけこわばった気がした。



けれど、“たまたま”を装わずにはいられなかった。

「最近、おそろいのこと多いよね」
「そうね、偶然って続くもんだね」

それは、柔らかいようでいて、どこかよそよそしい言葉だった。



■子どもだけじゃなく、ママ友のバッグもおそろいに!

私のスマホには、園のグループLINEが通知を鳴らす。

運動会の日程、遠足の持ち物、先生からのお知らせ。

その中に時折混じる、ママたちの世間話や情報共有。

「斉藤さんのバッグ、かわいかったな」
「あれ、ネットで見つけたやつ? いいなあ」

私は無意識に、スクリーンショットを撮っていた。

そして、次の日には同じバッグを持って登園した。

「わあ、偶然〜。私もこれ気になってたんだ」

いつものように笑顔で話しかけた。

けれど、斉藤さんは「あ、そうなんだ」と目を逸らして、輪の中に戻っていく。



それから、誰かと同じ服を着せるたび、同じ髪型をするたび、空気が変わっていくのを感じた。

まるで、私だけが“違和感”になってしまったかのように。

それでも、私はやめなかった。

“おそろい”は、私にとって唯一、輪に繋がる手段だったから。


そしてその日、私は新しく買ったヘアアクセを、美羽の髪につけて登園した。

「これ、真希ちゃんと一緒だよ。可愛いね〜」

先生の言葉に笑って頷いた私の後ろで、小さな沈黙が生まれていたことに、私はまだ気づいていなかった。



※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。

(ウーマンエキサイト編集部)

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