■最初は気を楽にさせるつもりだったけど…私の名前は斎藤千智。茜という娘がいる。
最近、園に転入してきた美羽ちゃんのお母さんに違和感を覚えている。
最初は引っ越してきたばかりで、まだ馴染めてない様子に、少しでも気が楽になればいいと思い、声をかけた。
ちょうど、娘と同じものを着ていた美羽ちゃんがいていいきっかけだと思ったのだ。

その時の田島さんの表情は、本当に嬉しそうで、私はちょっとだけほっとした。
でも――それからだった。
数日後、娘と同じ靴。
次は私と同じバッグ。
「またおそろいだ〜」と笑う田島さんに、私は愛想笑いを返した。
■本当に偶然?おそろいが増えたことによる違和感偶然が、何度も続くなんて、あり得ない。
気づけば、他のママたちの服や小物とも“被って”いることが増えていた。
「ねえ、斉藤さん。田島さんって、もしかして……」
ある日、こっそり声をかけられて、私はうなずいた。
私だけじゃない。みんなも、気づき始めていたのだ。
最初は、仲良くなりたかっただけなのかもしれない。
でも、何度も何度もまねされると、それはただの「好意」じゃなくなっていく。

「悪い人じゃないと思うけど、ちょっと怖いよね」
「うん……距離、置こうか」
それが、私たちの静かな結論だった。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)