■どうしてこんな空気になってしまったのか?最近、なんだか、周りの雰囲気が変わった気がする。
朝の挨拶に、以前のような笑顔が返ってこない。
目が合っても、ふっと逸らされる。
話しかけても、「あ、ごめん。今ちょっと……」と切り上げられてしまうことが増えた。
どうして……?
何か、私、変なことしたかな。
娘の美羽にお揃いの髪飾りをつけて登園させた朝も、「かわいいね」と言ってくれたのは先生だけで、いつも話していたママたちは遠巻きにこちらを見ながら、何かをひそひそと話していた。
心の中に、じんわりと不安が広がる。

でも、わからない。
どうしてそんな空気になったのか、本当に、心当たりがない。
お揃いのバッグを持った日、みんなで写真を撮っていた輪の中に入りかけたら、誰かが小さな声で「また……」と呟いたのが聞こえた。
その瞬間、胸の奥が、キリキリと痛んだ。
私、ただ――仲良くなりたかっただけなのに。
■ただ仲良くなりたかっただけなのに!「そういえば、茜ちゃんの水筒可愛かったな……」
ふと気になって、斉藤さんにLINEを送ってみた。
子どもたちの水筒、どこで買ったか聞きたかっただけ。ほんの些細なやりとりのつもりだった。
でも、送ったメッセージの下には、既読のマークがいつまでもつかない。
……おかしいな、前はすぐに返ってきたのに。
数日後、保育園の前で斉藤さんを見かけた。
声をかけようと一歩近づいた瞬間――彼女は目を逸らし、別のママの方へ歩いて行ってしまった。
まるで、私の存在に気づかなかったかのように。
胸がざわつく。

もしかして……と、恐る恐るLINEをもう一度開く。
斉藤さんの名前をタップしてみる。
アイコンはそのままだったけど、メッセージが送信できない状態になっていた。
え……これ、もしかして……ブロック、されてる?
手が震える。
スマホを見つめたまま、目の前がじんわりと滲んでいった。
――そんな、つもりじゃなかったのに。
「まねした」のは、嫌がらせじゃなくて、ただ、ただ、仲良くなりたかっただけだったのに。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)