■おそろいを着せようとすると、娘が拒絶!?翌朝、私は美羽に、クローゼットからピンクのチェックのワンピースを取り出して見せた。
「今日は、これ着ていこうか。茜ちゃんとお揃いだったやつ、可愛いよね」
そう言って笑いかけると、美羽は手を止めたまま、無言でワンピースを見つめた。
そして――次の瞬間、首を横に振り、声を上げた。

思わず手が止まる。
「どうして?お気に入りだったでしょう?」
「お気に入りじゃない!……もう、やだ。これ、茜ちゃんのだから」
「美羽のだよ。お揃いだっただけで――」
「ちがう!『まねっこ』って言われたもん!」
美羽の目には、いつの間にか涙がにじんでいた。
小さな肩が震えている。
「美羽、まねっこじゃないもん……。一緒のばっかで、変なのって言われた!」
私は、言葉を失った。
■私のせいで、娘まで困らせてしまっていたなんてそうか、私のせいで、美羽も言われていたのか。
私の“おそろい”が、美羽を困らせていた。
そして、私は、それに気づこうともしなかった。
ただ、「仲良くなれる」と思い込んで、ひとりで浮かれていた。
子どもの声よりも、自分の願望ばかり、優先して。

美羽はしばらく黙っていたけれど、やがてワンピースから視線を外して、小さく頷いた。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)