※このお話は作者神谷もちさんに寄せられたエピソードをもとに脚色を加え再構成しています。
■これまでのあらすじ
仕事が忙しいため1ヶ月に1回しか会えない彼氏のたくろうと同棲することになり、ちはるは幸せいっぱい。引っ越し当日の夜、ついにスタートした同棲に喜ぶふたりだったが、突然ちはるの両親が訪問。まだあいさつもしていなく初対面であることに恐縮するたくろうに対し、母親は「見に来ただけだから」と気にしていないそぶりを見せる。そしてお土産だと、駅前の薬局で安売りしていた徳用せんべいをたくろうに差し出して…。
■突然来て家の中を見るの?
■引っ越しといえばそばだけど…

■ここをどこだと思ってる?


連絡なしに突然来て、さらに娘と彼氏の暮らす家の中を物色するってどういう神経なのでしょうか…? たくろうの気持ちも考えてあげてほしいものですが…。
さらに父親が引っ越しそばを自分たちも食べたいと言い出します。それぞれかけそばがいいだとか、ネギたっぷりがいいだとか…。
すると、すぐにそばを用意するちはると両親の会話に、さらにたくろうは耳を疑います。
「握り飯とかないの?」と調子に乗る父親の発言に、ちはるが「次から先に言ってよ」と答えたのです…!
ということは「次」があるってこと!? たくろうは想像もしなかった彼女と家族の関係に、この先が不安になるのでした…。
(神谷もち)