前の話を読む。義父から「孫を産めない嫁は欠陥品」と言われてもかばわず、義父に同意する夫に妻は失望し…。
■夫が私と結婚した理由は?
■義母の言葉に返す言葉がない
■だ…大丈夫?
■義母が倒れた!
■誰か助けて!
義父と夫の言動を振り返りながら、妻は夫が自分を結婚相手として選んだ理由を考えていました。
夫にとって自分は愛した人ではなく、ただの人生のコマにすぎなかったのではないか――そう思い始めていたのです。
そのとき義母が声をかけてきました。「とんでもない所に嫁いできた、と思っているでしょう」と…。
義母もまた、同じ思いを抱いていたのでした。妻が言葉を返せないでいると、義母は突然倒れてしまいます。
果たして義父と夫は、動いてくれるのでしょうか。
(紙屋束実)