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手作りクレクレママに物申す!娘を優先したい気持ちを伝えると?<作れるんでしょ? 6>【ママ友トラブル図鑑 Vol.70】

■身勝手なママ友と対峙!他人の分までもう作れない

登園の朝、門の前で坂井さんが近づいてきます。

「ひよりさん、おはよう〜! 見たよ、結芽ちゃんのかばん、新作だよね」

その手には、またしても布の入った手提げ袋がありました。

「◯◯ちゃんママがね、この前のポーチめっちゃ気に入ってて、『うちの子にも』って頼まれちゃってさ〜。で、私が引き受けてきたから、よろしくね!」



「最近、忙しいって言ったでしょう? だから、他の人の分まではもう作れないの」

その瞬間、坂井さんの目が少し険しくなりました。

「でもさ、結芽ちゃんのは新作でしょ? 自分の子のは作ってるんじゃん」

――それは、“自分の子には作れるくせに、他人のは断るの?”という理屈でした。

私ははっきりと言いました。

「……当たり前じゃない」



■誰かのためじゃなく、娘との思い出のために

坂井さんが目を見開きました。



「でも、お願いされて――」
「お願い? それって、私が受けたわけじゃないよね。あなたが『作ってくれって言われたから』って、勝手に引き受けただけじゃない」
「……」
「娘との時間を削って、誰かの“お願いごと”をこなすのが当たり前みたいに言われるの、もう嫌なの」

静かに、でもはっきりとお伝えしました。

坂井さんは少し唇を尖らせましたが、それ以上は何も言わずに立ち去りました。

その日の夕方、結芽が笑顔で言います。

「今日のカバン、みんなに見せたの! ママと作ったのって言ったら、先生もすごいねって言ってたよ!」
「ほんと? 良かったね」
「うん。ママと作るの、楽しいから大好き!」

その笑顔だけで、すべてが報われた気がしました。

これからも私は、娘と一緒に作ります。

誰かの“お願い”ではなくて、娘との“思い出”のために。

――それが、私の作りたいものだからです。

※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。

(ウーマンエキサイト編集部)

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