ホーム エンタメ > 断ってよかった!義姉が押し付けてきた中古ソファの行方は?<義姉のお下がり呪縛 9>【本当にあった読者のはなし Vol.109】

断ってよかった!義姉が押し付けてきた中古ソファの行方は?<義姉のお下がり呪縛 9>【本当にあった読者のはなし Vol.109】

■ソファの行方と、私の決意

あのソファ、結局どうなったと思います?

義母から聞いた話では、「どうやら今、誰も座らなくなっちゃってるみたいよ。お姉ちゃんの家族も少し置き場に困ってるらしいの。捨ててもらっていいのにねぇ」とのこと。



ああ、やっぱり。
あれだけ“いいものだから”と押しつけてきたソファが、今や厄介者扱い。

その話を聞いた瞬間、心の中で小さくガッツポーズをしました。

その夜、夫に何気なくその話をすると、彼は珍しく真面目な顔をしました。

「……俺さ、あのとき、ちゃんと止めればよかった」

少し間をおいてから、続けます。

「『どっちでもいい』なんて言って、結局お前に全部押しつけてたよな。ごめん」

私は思わず手を止めました。



■今後、義姉に何かを押し付けられそうになったとしても

夫から「ごめん」という言葉を聞くのは、結婚して初めてかもしれません。

「正直、腹立ってたよ。なんで私ばっかり気を遣わなきゃいけないんだろうって」

そう言うと、夫は静かにうなずきました。

「ほんと、そうだよな。姉ちゃんのこと、これからはちゃんと俺が断る。お前に嫌な思いさせたくないから」

その言葉を聞いた瞬間、胸の奥にずっと溜まっていたモヤモヤが、ふっとほどけていくような気がしました。



義姉の“好意”という名の押しつけも、夫の“無関心”という逃避も、もういらない。

これからは、対等なパートナーとして一緒に線を引いていけばいい。

「お気持ちだけで十分です」――次に義姉が何かを持ってきたとしても、私は笑ってそう言える気がします。

お下がりよりも、心のスペースのほうが、ずっと大事だから。

※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。

(ウーマンエキサイト編集部)

Facebook

関連記事

P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ