■これまでのあらすじ
凛は結婚を決め、母への報告のため実家へ向かう。弟の同棲宣言に母が大騒ぎする一方、凛の結婚話は歓迎され、式の準備まで話が進むが、父の話題で空気が一変。さらに凛が彼の海外赴任に伴い仕事を辞めて同行すると告げると、母は結婚を猛反対。これまで無関心だった母の突然の干渉に戸惑う凛は必死に説得を試みるが、その最中、知らないはずの弟が同棲の事実を暴露し、事態は一気に大混乱へ――。
■母が結婚に過敏な本当の理由とは…?
■父を否定するつもりが逆に母を刺激してしまい…

父の話題になると母が過敏になるのは、離婚した父に苦しめられてきた過去があるから。娘の結婚相手に敏感になるのも無理はないのかもしれません。
だからこそ凛は、「父みたいな男ばかりじゃない。彼に会えばきっとわかってもらえる」と必死に伝えます。
ところがその言葉は思わぬ逆効果に。「どうせ私は男を見る目がないわよ!」と自己嫌悪に陥った母は、再び声を荒げるのでした。
(福々ちえ)