■スマホゲームとパチスロ三昧の夫夫と暮らしていた頃、私は毎日ぎりぎりの生活をしていました。
朝は子どもを保育園に送り届けてから、パート勤務へ。
夕方に迎えに行き、夕食を作って、お風呂、寝かしつけ――気づけば夜の10時を過ぎていることもよくありました。
一方で夫は、仕事から帰るとソファに腰を下ろし、スマホゲームを始めました。
「今日も疲れた」と言いながら、深夜まで画面を見つめ続けます。

休日は「リフレッシュしてくる」と言ってパチスロへ出かけ、子どもと過ごす時間はほとんどありませんでした。
それでも、私は「子どものために」「家族のために」と自分に言い聞かせながら、笑顔を作っていました。
■ゲーム課金が月10万超え…苦しい家計に限界が近づく夫のゲーム課金額は月に10万円を超えることもあり、請求を見るたびに胸が締めつけられました。

家計は苦しかったけれど、夫に何か言えば不機嫌になるのが目に見えていたので、私は黙っていました。
夫からの生活費の振り込みが止まったのは、その少し後のことでした。
気づけば光熱費も家賃も私の口座から引き落とされていて、貯金残高はどんどん減っていきました。
パートの収入だけでは足りず、独身時代の預金を切り崩す日々。
それでも、誰にも弱音を吐けませんでした。
あの頃の私は、心も身体も限界に近づいていました。
けれどまだ、この先にどんな地獄が待っているのか、知る由もありませんでした。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)