■ワンオペ家事育児で、ついに限界を迎え…あの夜から、私は少しずつ壊れていきました。
夫と話すことはほとんどなくなり、家の中には沈黙だけが残りました。
子どもと過ごす時間だけが心の支えでしたが、仕事と家事と育児を一人で抱える生活は限界に近づいていました。
朝は6時に起きてお弁当を作り、洗濯物を干し、子どもを保育園へ。
そのあと職場へ向かい、夕方には買い物と夕食の支度。
夜は子どもを寝かせたあと、ようやく自分の時間ができても、身体はもう動きませんでした。
そんなある日、職場で急に目の前が真っ暗になり、そのまま倒れてしまいました。
気づいたときには病院のベッドの上。
医師からは「過労とストレスによる心身の不調」と言われました。

母が駆けつけてくれて、私の手を握りました。
「無理してたんじゃない?」と心配そうに聞かれましたが、私は夫との現状を打ち明けられませんでした。
「大丈夫」「少し疲れてるだけ」と笑ってごまかしました。
本当は、泣きながら全部話したかったのに。
■夫に入院を伝えると…?結婚生活への不安感夫に入院を伝えると、「仕事がある」とだけ返ってきました。お見舞いも電話もありません。
代わりに母が、子どもを実家で預かってくれることになりました。
半年の入院生活。その間、夫は一人暮らしを満喫していたそうです。
子どもの誕生日にも連絡ひとつありませんでした。

私はもう、“家族”という言葉を信じられなくなっていました。
病室の天井を見上げながら、私は思いました。
私はいったい、何のために頑張ってきたんだろう。
この結婚に、まだ意味があるのだろうか――。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)