■義母のいびりに、心が削られていく日々義実家での生活が始まってから、日々はゆっくりと色を失っていきました。
朝起きても、空気が重く、何をしても監視されているような気がしました。
義母の視線があるだけで身体がこわばり、言葉を選んで話すようになりました。
夫は仕事を理由に家を空けがちで、私が義母と顔を合わせる時間は長くなっていきました。
「主婦なんだから、家のことをきちんとしなきゃね」
「若いのに気が利かないわね」
そんな言葉を毎日のように浴びせられ、私の心は少しずつ削られていきました。

食事ものどを通らず、体重は減っていきました。
子どもも次第に口数が少なくなり、楽しそうに笑うことがなくなりました。私が笑わなくなったからかもしれません。
二人で過ごしていても、どこか静かで、息を潜めるような時間ばかりでした。
■同居開始から3ヶ月後、ようやく実家に帰る許可が下りて…「お母さん、◯◯くん、最近元気ないね」
保育園の先生に、子どもについてそう言われたとき、私はうまく笑えませんでした。
「少し疲れてるだけです」と答えながら、胸の奥がチクリと痛みました。
引っ越してから三か月が過ぎたころ、ようやく義母の“許可”が出て、私は子どもを連れて実家へ帰ることができました。

久しぶりに顔を見た母は、私のやせた姿に息をのんでいました。
「……何があったの?」
その一言で、張りつめていたものがほどけていくのを感じました。
私は笑おうとしましたが、声が震えてうまく出ませんでした。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)