環境の変化が多い春。就職や異動などで引越して、新しい部屋で生活を始めた人もいるでしょう。ずっとキレイな部屋で過ごしたいですよね。でも、気がつくと散らかっているという人も多いのでは?
部屋が片付かない原因の上位は、散乱する洋服です。簡単にできる整理のコツをつかんで、スッキリとキレイな部屋をキープしましょう。
■クローゼットの中はシーン別に整理洋服を収納するクローゼット。ただやみくもに洋服を詰め込んでいるだけでは、着たいものもすぐ見つけられず、服が“たんすの肥やし”状態に。
大切なのは、クローゼットの中でしっかり洋服の定位置を決めておくことです。そうすればお目当ての洋服も探しやすくなる上、戻す場所が決まっているため、部屋に洋服を散乱させることもないはず。
クローゼット整理のコツは、洋服を着るシーン別に収納ゾーンを分けること。たとえば「仕事用」「プライベート用」などに分け、さらにトップス、ボトムスのアイテムごとにまとめて収納するのがおすすめです。
パーティ用ドレス、冠婚葬祭用のスーツなど、使用頻度の低いものは、少々取り出しにくい場所にしまっておいてもOKです。
■アイテムの一工夫でラクラク整理ジャケットやボトムスなど、型崩れが気になる服は、できるだけハンガーにかけるようにしましょう。このとき、ハンガーの種類を同じもので統一しておくと整理しやすく、見た目もキレイです。
また、Tシャツやカットソーなどのインナー類は、たたんで引き出し型の収納ボックスなどに。積み重ねると下の方にある服が取り出しにくいので、立てて収納するのがおすすめです。
ブックエンドを仕切り代わりに使うと、立てた状態をキレイにキープできますよ。
■脱いだ服の一時置場を作るアウターなどは、1回着ただけで洗濯することはあまりありませんよね。
「明日も着よう」と思うとクローゼットにしまうのは面倒だし、1度着た服を他のキレイな服と一緒に収納するのも抵抗がある、という人もいるかもしれません。
そんな洋服を椅子やソファーに掛けっ放しにしていては、部屋が一気に雑然とした印象に。クローゼットとは別に、一度着て脱いだ服の一時置場を作るようにしましょう。
お手軽なのは、大きめの籠や布製のボックスを用意して、その中に軽くたたんで入れておく方法。インテリアとマッチするテイストの籠などを選べば、リビングに置いておいても邪魔になりません。
シワになりやすいものや厚手のコートなど、たたんで置けない洋服は、フックなどで掛けられる場所を作っておくと便利です。ポールハンガーなどはかさばる…という場合は、壁に取り付けるフックでも。
面倒な取り付けや壁に穴をあける必要がない、ドアにセットするタイプのフックもあります。普段よく使うバッグや帽子なども一緒に掛けておけば、部屋もスッキリして、外出時もスムーズに支度ができますよ。
疲れて部屋に帰ってくると、つい脱いだ服を放置してしまいがち。でも、散らかった部屋はさらに気分を疲れさせます。整理のコツを習慣づけて、スッキリした部屋で気持ちのいい毎日を過ごしましょう。
(加藤 朋実)