スカルプ、ジェル、チップなど、様々なネイルが流行です。ネイルを施した指先は美しく、女性らしさを際立たせることができますね。しかし、その煌びやかな一面の裏側で、過剰なネイルやリムーバーの刺激、硬化ライトなどで様々なトラブルが発生していることはご存知でしょうか。
■実は怖いネイルのトラブル・折れ(割れ)やすくなる?
ネイルをオフするリムーバーの中には刺激が強いものもあり、爪が溶けたり軟化して折れやすくなるケースがあります。特にジェル系のネイルをオフする際は爪を削りとることもありますので、爪が薄くなることも。
・異常な色になる?
薄くなった爪とジェルネイルのすき間で細菌が繁殖し、爪が緑色に変色してしまうグリーンネイルというトラブルも。この場合、皮膚科での治療が必要となります。
・ふにゃふにゃになり痛みが!?
ジェル系のネイルはオフしたあと60日以上時間を置く必要があるといわれますが、それを守らず短期間でネイルを繰り返すと爪が薄くやわらかくなり、触れるだけで痛むほどになる場合があります。
・紫外線を使う硬化ライトで肌のトラブルも!
ネイルを乾かし固めるためのライトは、紫外線を利用しているものもあります。知らずに繁用すれば肌にもトラブルが及ぶこともあります。
■爪を労わることを忘れずにどのトラブルも、ネイルの危険性を知らなかったり、爪を休ませずに弱らせてしまったことが原因のひとつです。爪は実は人にとって非常に重要な役割を持つもの。爪がなければ物をつかむこともできず、指先に集中する神経を守ることもできません。
ですから、ネイルを楽しんだあとは一定期間休ませ、適切なケアを施して強い爪に戻してあげましょう。
次のページではネイルをオフし、爪を休ませている期間におすすめのケアを紹介します。
■バランスのよい食事を心がける爪は「ケラチン」というたんぱく質でできています。つやがあり丈夫な爪をつくるために、動物性たんぱく質やミネラル豊富な海藻類、カルシウムをつくる牛乳などを積極的に摂りましょう。
■爪切りではなくやすりでけずる爪切りの衝撃は弱っている爪にとっては刺激が強すぎる場合があります。伸びてきた爪をケアする際は、目の細かいやすりを使い、一方向にやさしく削ります。
■肌と同様のケアにハンドクリームをプラス爪も乾燥によるうるおい不足になることがあります。特にネイルをオフしたあとや洗剤などを使ったあとは脂分が落ちてしまい、乾燥しがち。そんな時は肌と同等のケアをおこないましょう。
1.手全体を刺激の少ない石けんなどで洗います。
2.丁寧にタオルオフしたあと、化粧水などでうるおいを与えてください。
3.うるおいを与えながら、爪と爪の生え際をもみほぐします。
4.指先がほんのり温かくなったと感じたら、ハンドクリームなどの脂分を含むものでふたをします。
ハンドクリームの代わりに市販のトリートメントを使用するものよいでしょう。
■美しい指先のために煌びやかなネイルは、するほうも眺める方も華やぐもの。しかし、その美しさの土台となる爪のケアを怠っては、本当に美しい指先は手に入りません。きちんとしたケアをおこない、いつまでも指先のおしゃれを楽しめるようにしましょうね。
(田中 愛)