秋といえば、女子の大好きな芋・栗・南瓜の季節。ほんのり甘いさつまいもでクリームグラタンを作りましょう。面倒なベシャメルソースは作らず、牛乳でさつまいもを煮詰めるだけの簡単クリームソースで、失敗の心配もありません。
大きなグラタン皿で焼きあげれば、女子会でも人気メニューになること間違いなし! それでは、さっそく作り方です。
●さつまいもの味噌クリームグラタン(2人分・直径15cmのグラタン皿1個分)<材料>
さつまいも…1/2本
長ねぎ…1/2本
ベーコン(ブロック)…60g
牛乳…1・1/2カップ
白味噌…大さじ1/2
グリエールチーズ(すりおろし)…適量
パセリ(みじん切り)…あれば適量
<作り方>
1)さつまいもは皮付きのままよく洗い、厚さ5mmのいちょう切りにして水にさらし、水気を切る。長ねぎは斜め薄切りにし、ベーコンは5mm角の棒状に切る。
2)フライパンにベーコンを入れてカリカリになるまで炒める。長ねぎ、さつまいもを加えてざっと炒める。
3)全体に油がまわったら牛乳を加え、煮立ったら弱火にして焦げ付かないようにときどき混ぜながら蓋をして10分ほど煮る。バター(分量外)を塗ったグラタン皿に具だけ先に引きあげる。
4)残った煮汁に白味噌を溶き入れ、中火にしてとろみがつくまで煮詰め、3)に注ぎ入れる。チーズをのせ、オーブントースター(またはグリル、オーブンなど)でチーズが溶けて表面がこんがりするまで10分ほど焼く。あればパセリをちらす。
今回はグリエールチーズを使っていますが、ピザ用チーズでもかまいません。クリームにもしっかり味がついていますので、チーズの量はお好みで調節してください。
甘いさつまいもにベーコンの旨みと塩気がプラスされ、ほんのり香る味噌で、ごはんにもパンにも合います。さつまいもだけでなく、かぼちゃとさつまいもを半量ずつ、ほくほく系のダブル使いで作っていただいてもおいしいですよ。
今回は副菜として取り分けて食べていただくイメージですが、がっつりメインとして食べたいときもあるかもしれません。
そんなときは、もちろん、すべて倍量で作っていただいてもいいのですが、おいもばっかりだとボリュームがありすぎるという方には、煮汁は倍量、さつまいもの分量はそのままで、ゆでたブロッコリーやゆで卵をプラスしてもおいしいです。
その場合、ゆでたブロッコリーやゆで卵は煮込まずに直接グラタン皿に並べて、煮込んださつまいもや煮汁とともに焼き上げるだけです。肌寒くなってきた季節に、ぜひ熱々をほおばってください。
(森崎 繭香)