平日は職場と家の往復で、家のことはついつい後回し。休日に掃除するつもりだったけれど、お出かけの予定が入ったり、思いっきりぐだぐだしたかったりで、結局お部屋は散らかったまま…。
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そんなときに限って、急に彼氏や友人が遊びにくることになって慌てた経験、ありませんか?
今回は突然の来客があっても大丈夫な、すっきり片づいたお部屋の整え方からキープ術を、パーソナルスタイリングサロン フルリール主催、お片づけコンサルタントの本田和さんに聞いてきました!
年末の大掃除もちらっと視野に入れて、今から少しずつお部屋すっきり化計画、はじめてみませんか?
■手っ取り早く、「パッと見きれい」な部屋に整える3つのポイント片づけたはずなのに、いつのまにか散らかってしまう。その要因のひとつは「モノの住所」が定まっていないから。
本田さんによれば、「モノを片づける、というと“きれいにしまいこむ”ことに目を向けやすいですが、大切なのは“自分自身がモノを取り出しやすい・戻しやすい”ところにモノの住所をつくってあげることなんです」とのこと。
トイレにトイレットペーパーを置くのと同じで、どこで、何を使うかを考えながらモノの置き場を決めていくと、戻しやすく、結果的に散らかりにくくなるそう。
それを踏まえたうえで、時間がない私たちだから、とりあえず手っ取り早くきれいに見える部屋の整え方が知りたい!
そこで、普段生活している自分では気づきにくいけれど、お客さんはチェックしている3つの箇所と対処法を本田さんに教えていただきました。
■玄関玄関は「家の顔」ともいえる場所。お客さんはまず目がいく場所ですが、住んでいる人にとっては通過点なので、うっかり見落としがちな場所のひとつ。
対処法:たまりがちな郵便物は、玄関におきっぱなしにしたり、部屋の中に持ち込まずに玄関で仕分ける習慣を。小さいゴミ箱を用意しておき、いらないDMやチラシはすぐに捨てれば解決です。
鍵や宅配便受け取り用の判子など玄関先で使うものは、まとめて箱に入れておくとすっきりします。
■キッチン朝使ったマグカップやお皿が、シンクにそのまま残っていませんか? とくに男性は、キッチンを見て家庭的な女性かどうかをチェックすることも。
対処法:食器は少量でも使ったらすぐに洗う、が基本。食洗機があれば、入れておくだけでもOK。シンクにモノがないだけで、すっきりした印象になります。
コンロなども使ったらすぐに拭くクセをつけると◎。汚れは時間がたつにつれ落ちにくくなるので、こまめに拭いておけば大掛かりな掃除をしなくてすみます。
■洗面所、バスルーム、トイレなどの水周りたとえば洗面所の排水溝に髪の毛が一本あるだけで、きちんと感はダウン。
また、トイレやバスルームはお客さんがひとりきりになる場所でもあるので、実はリビングなどよりもじっくり見られている可能性も…。
対処法:洗顔後にさっと洗面ボウルを洗い、排水溝の髪の毛を取り除く習慣をつけられるとベスト。ティッシュペーパーやタオルペーパーを置いておけば、髪の毛をつまんで捨てたり水滴を拭いたりできて便利。
トイレやお風呂も汚れが目立つ前に、「使うたびにプチお掃除」するのが、きれいを保つポイント。バスルームのお掃除用品はワイヤーバスケットなどにひとまとめにしておけば、水切れがよく汚れがつきにくくなります。
以上3つのポイントをおさえて、「いつ来ても掃除が行き届いているね!」と言われるお部屋に変身させてしまいましょう!
(コミヤ カホル)