友だちへのプレゼントやパーティメニューにぴったりなのが、かわいらしいイラストを描いた「アイシングクッキー」。サンタクロースやクリスマスツリーなどのイベントモチーフはもちろん、友だちの似顔絵や名前を描いたりと、デザイン次第でさまざまな用途に使えます。
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アイシングクッキーのもうひとつの魅力が、砂糖と卵白だけで手軽につくれること。無心で没頭できる作業は、日々のストレス解消にもひとやく買ってくれそうです。
そのうえ、完成したものはとびきりキュート! 挑戦しない手はなさそうです。初めてでも失敗しない、アイシングのコツを紹介します。
■デザインによって、アイシングのかたさを変えるアイシングの作り方は簡単です。材料の細かい計測も必要なし。粉砂糖を大人用茶わんに半分ほど入れたら、卵白を少しずつ足していきましょう。
卵白の量は、ティースプーン1杯くらい。はじめはボソボソしていても、かきまぜるうちにまとまってクリーム状になってくるはずです。そのあとは、つくりたいデザインにあわせてアイシングのかたさを調節しましょう。
アルファベットや文字など細かい模様を描きたいときは、卵白を少なめに入れてかためにつくるのがいいですし、広い面に色をつけたいときには卵白を多く入れてゆるいアイシングを使ったほうが、美しい仕上がりになります。
アイシングに色をつけたいときは、食紅がオススメ。赤や青、黄色の3色を用意しておけば、混ぜてさまざまな色味を表現できます。添加物が気になる場合は、粉末状に加工したラズベリーやブルーベリー、抹茶などを使うといいでしょう。
アイシングができたら、絞り袋に入れて市販のクッキーの上に絞ります。口金はなしで問題ありません。細かい文字を書きたいときには、袋の先に2〜3ミリくらいの穴をあけるようなイメージで、小さく切りましょう。
このときのコツは、できるだけ厚い素材の絞り袋を使うことです。薄いものだと絞っているうちに穴が広がることもあり、きれいに模様が描けなくなってしまいます。
■かわいさと実用性をかねたラッピングで、さらにかわいくアイシングがよく固まったら、仕上げはラッピング。オリジナリティのある飾りつけで、つくったクッキーをさらにかわいく見せましょう。
オススメは、クッキーをひとつずつ小さな袋に入れて個包装にしたうえで5〜10個を大きめの袋に入れ、はなやかな色の緩衝材をしく方法です。
個包装することにより表面のアイシングが崩れにくくなるのと同時に、緩衝材でクッキーが割れづらくなるというメリットもあります。
アイシングは冷えるとしっかりと固まるので、クリームをたっぷり使ったケーキや型くずれが心配なムース、ゼリーなどと比べて持ちはこびも簡単。日持ちもするため、パーティーの数日前に余裕をもってつくっておくこともできます。
一度コツをつかめば、さまざまな機会で活用できるアイシングの技術。休日や仕事が早く終わった日の夜などに、試してみるのもよさそうです。
(Tokyo Edit)