メイクアイテムに使用期限ってあるの？　古い化粧品の危険性

　化粧ポーチの中や自宅の鏡台などに、使っていないメイク用品を入れたままにしている人は多いはず。メイクアップブランド「エクセル」（常盤薬品工業）によると、使わずに所持しているメイクアイテムは全体で平均7.4個、メイク好き女性は同15.5個にのぼるとか。そもそも、メイク用品に使用期限はあるの？

　メイクアイテムの使用期限について日本化粧品工業連合会に尋ねたところ「日本の薬事法では、現在、製造後3年以内で変質する化粧品を除き、使用期限を表示する必要はないとされています」との回答が。しかしこれは、高温多湿の場所・直射日光等を避けて未開封の状態で保管した場合。開封後のアイテムは劣化スピードが加速していると考えたほうがよさそうだ。

　では、ユーザー側はどのように考えているのだろう？　今回オリコンが20〜40代女性450人に調査を行ったところ、「化粧品が古くなった」と考える期間は、【1〜2年未満】が37.1％、【2〜3年未満】25.6％。つまり62.7％の女性が、「メイクアイテムの使用期限は1年〜3年未満」と考えていた。

　その一方、77.3％の人が「古くなった」と感じる化粧品を使用したことがあると回答。また、古い化粧品を使ったことで「肌が痒くなった」（栃木県／20代）や「顔がずっと臭くてしんどかった」（京都府／40代）というトラブルも…。アイテムやメーカー、保存方法によって変色・変質の状態は違うものの、製造から年月の経ったメイクアイテムを使用した場合、「肌荒れ、湿しん等、塗布部を中心に異常が起こる可能性がある」（同連合会）そうで、「変質・変色している化粧品については、使用を避けていただくようお願いしております」と同連合会も注意を呼び掛けている。

　75.3％の人が「捨てたい」と考えていながらも、「もったいない」（神奈川県／20代）「色が好みだったから」（新潟県／30代）などの理由から、なかなか捨てられない古いコスメ。そんな使わなくなったコスメを潔く捨てることができるリサイクルキャンペーン「古（コ）スメにさよならBOX」を、メイクアップブランド「エクセル」が期間限定イベント内で展開。回収されたコスメは絵の具としてリサイクルされ、抽選でメイクアイテムやオリジナルノベルティグッズなどが当たるそう。ほかにも同ブランドの新色をチェックできるコーナーやアイテム別の人気No.1商品を日替わりで当てるクイズも実施。キャンペーンは9月3〜7日まで。メイク台もポーチの中もスッキリさせて、秋のメイクを楽しんで。

【調査概要】
調査名「コスメに関する調査」
調査期間：2014年08月18日〜08月20日
調査地域：全国
調査対象：20〜40代の女性計450サンプル
調査方法：オンライン調査
調査機関：オリコン・モニターリサーチ（調査企画：株式会社oricon ME）

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2014-08-28