日本を代表する顔を世界に… 話題の「ユニーク美容パック」に込められた想い
2014-09-15 10:10 eltha
同社が歌舞伎役者の市川染五郎が監修した『歌舞伎フェイスパック』を発売したのは昨年12月のこと。日本人だけでなく日本に訪れた外国人観光客に向け、羽田空港や国立劇場などで販売したところ注目を集め、一時は予想以上の売れ行きにより販売を休止する事態にまで発展。今年の夏にはフランスやシンガポールでも販売することとなり、発売から9ヶ月で16万個を突破するなど異例のヒットとなっている。
同シリーズはその後、『上野動物園協力 動物フェイスパック』、『劇団四季 キャッツフェイスパック』などを展開。シリーズ第4弾では「引き続き、日本を代表するような方とコラボレーションしたい」(同社戸村憲人社長・以下同)という思いから、世界的デザイナーの寛斎氏にプロデュースを依頼することとなった。
世界的に名の通った日本人は多数いるが、戸村社長は寛斎氏について「デザインに日本特有の色彩や伝統芸能の要素を取り入れ、ファッションショーを通じて“日本の美しいものは世界に通用する”ことを証明され続けている」と称賛。日本の魅力を世界に発信し続けている稀有なデザイナーだからこそ、寛斎氏に次作を託したともいえる。
対する寛斎氏も今回の依頼に「しばしば、イギリス人、フランス人、アメリカ人など、外国人のアーティストと仕事をしますが、彼らの美意識を通すと、たとえ日本から着想を得たものであっても、私たちには非常に新鮮な表現になると感じます」とコメント。また、同商品について「日本のもの→西洋人の感覚→寛斎の感覚という流れで完成したインターナショナルな“美”です」と紹介している。
寛斎氏プロデュースの新作フェイスパックが発売される21日は、日本で初めてファッションショーが行われた日でもある。国内のみならず、海外でどのような評価を受けるのか、注目だ。