102年前の遺構階段を初ライティング〜マーチエキュート神田万世橋
2014-11-22 19:40 eltha
中央線の終点として誕生した旧万世橋駅は開業当初、赤レンガ造りの瀟洒な佇まいが人気に。路面電車への乗り換え駅だったこともあり、駅周辺エリアは銀座にも負けないほどの賑わいをみせた。しかし1919年(大正8年)に中央線が東京駅まで伸びると客足は徐々に落ち込み、1923年(同12年)の関東大震災では駅舎が消失。太平洋戦争が激化する中、1943(昭和18)年に駅としての機能は停止され、その後は交通博物館として2006年まで利用されていた。
当時の趣をそのまま残している「1912階段」と「1935階段」にはそれぞれ、赤、青、緑のLEDライトで空間を照らし、行き交う人の影が3色に映し出されるよう演出。また、JR神田万世橋ビル周辺でも「冬に咲く江戸彼岸桜」をイメージしたグリーンとピンクのライトアップを実施するほか、30日からは、ショップが並ぶサウスコリドーでも食品保存用ガラス瓶で人気のメイソンジャーを使用したライトアップも開催する予定。
遺構階段のイルミネーションは、雪のライトアップが午前11時から、3色ライトアップが午後4時〜11時。2015年3月1日まで開催。