忙しい女性に向けレシピ本多数 「作り置き」料理に脚光
2015-02-07 09:40 eltha
「作り置き」といえば、昔から「常備菜」の名でさまざまなレシピが紹介されているが、近年のトレンドは見栄えが美しく、パーティ料理にも活用できるメニューだ。その
代表例といえば、週末に5日分のサラダを作って冷蔵庫に保存できる「ジャーサラダ」だろう。見た目の美しさや食べる時の楽しさ、作る時の簡便さに加え、“生野菜のサラダが保存できる”というこれまでになかった長所が話題となり、関連書籍が続々と登場。容器が品薄になるほど人気となっている。
見た目が良くて手軽、というキーワードの作り置きレシピといえばほかにも、世界的シェフ、ジョエル・ロブション氏が教える『ジョエル・ロブションのおいしい作りおき』(ATパブリケーション)や、料理家・山脇りこさんが、料理レシピと食べる時のアレンジ法をまとめた『一週間のつくりおき』(ぴあ)など多数。保存容器付きの『作りおき生活―ホーロー容器つきだから、だれでも今日からスタートできる。』(主婦の友社)など、初心者でも手軽にトライできる付録つきムックもファン層を広げている。
2012年に流行した「塩麹」や昨年流行した「レモン塩」も、週末に作って寝かせ、平日に使うという作り置き調味料だった。週末に楽しみながら料理をして、平日は手を抜く…そんなメリハリのある調理スタイルは、これからも広がっていきそうだ。