女性もお悩み中 薄毛予防にオススメの食べ物
2015-10-25 10:40 eltha
そもそも女性の薄毛の多くは、ホルモンバランスの乱れによって起こるものが多いんだとか。「多くは加齢に伴い女性ホルモンのエストロゲンが減少することで、髪が細く少なくなっていきます。それと共に男性ホルモンのテストステロンが優位になるため、脱毛ホルモンと言われるDHT(デヒドロテストステロン)の影響も受けるんです」(川村さん)。
薄毛に悩む世代は、エストロゲンの分泌が少なくなる30代後半以降が多いけれど、「ストレスや不規則な生活習慣、過度なダイエットなどによってホルモンバランスが乱れると、20代の女性でも薄毛の症状が起こります」と川村さん。また、女性特有の薄毛としては、妊娠、出産に伴うホルモン変化によって起こる“出産後脱毛”や、遺伝や血行不良も薄毛の要因として挙げられるそう。
つまり、誰でも薄毛になるリスクは抱えているということ。予防や改善のためには、日々の生活を見直すことが重要。特に食事はもっとも取り入れやすい対策法で、ビタミンを多く含む野菜類や卵、豆類、魚、脂身の少ない肉といったタンパク質を多く含む食材は特に積極的に取り入れるべきだそう。
なかでも旬のカキや鮭、玄米、海藻類、唐辛子やわさび、ショウガなどの薬味類は川村さんのイチ押し。発酵食品のなかでは八丁味噌と納豆がオススメだとか。「毎日となると大変かもしれませんが、当社では1日に豆腐半丁+一味唐辛子ティースプーン1杯程度摂っていただくことを『基本の育毛食』として推奨しています」(川村さん)。
生活面では基本的な習慣を整えることや、ストレスをためない、カラダを冷やさないことも重要なポイント。「その上で頭皮のマッサージ、育毛剤の使用など、早めのケアをオススメします。シャンプーやトリートメントも、界面活性剤が低刺激で配合量が少ないものを使用してください」と川村さん。「薄毛の改善は可能」だと言うものの時間には個人差が。最近髪のボリュームが気になりだした…という方は、ぜひ一度日頃の生活を見直してみて。
川村友美恵さん(育毛専門サロン「バイオテック」)
創業30年、全国に58店舗を展開する発毛・育毛専門サロン「バイオテック」で10年以上活躍するベテランカウンセラー。都内を中心に数々のサロンの店長兼カウンセラーを歴任し、現在はエリアマネージャーとしてスタッフの教育にも携わる。